●発生工程:乾燥・硬化、塗装後経時 ●類語:色焼け、焼け |
塗膜の色が黄味を帯びること。 「乾燥時」 本来の塗面発色でなく、淡黄色から褐色がかった変色を伴って仕上がる状態。 (特に白色、シルバーメタリックで目立つ) |
■塗料 | |
(1)黄変し易い塗料を使用している。 (2)塗料の中に硬化剤を入れ過ぎている。 (3)UV塗料の場合、光開始重合剤の選択が誤っている。 |
(1)黄変の少ない塗料を選択する(アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂など。) (2)硬化剤は計量して規定量を入れる。 (3)積算照度に合った塗料の設計をする。 |
■塗装設備 | |
(1)直火式ガス燃焼炉を使用している。この場合、窒化ガスによる塗膜の酸化で発生する。 | (1)間接加熱炉に換える。 |
■乾燥・硬化条件 | |
(1)焼付乾燥の場合:オーバーベークになっている。 (2)紫外線乾燥の場合:積算照度が多くなっている。 |
(1)焼付時間の短縮、および焼付温度を下げ、仕様通りの焼付乾燥を行う。 (2)積算照度を落とす。 |