●発生工程:塗装、乾燥・硬化 ●類語:ブロンズ現象 |
塗膜が玉虫色のような金属光沢を示す状態。非金属性の表面を白光色で照らし、鏡面反射の方向から見た時、選択的な吸収が起こって、反射光に色がつき金属色に見える。 (備考)マルーン、ブルー系顔料に起こりやすい。 |
■塗料 | |
(1)顔料が耐候性の悪い塗料を使用した。 (2)顔料の分散が不良である。 (3)顔料濃度が高すぎる。 (4)0.1μm以下の微粉顔料が多い。 (5)ビヒクルと顔料の溶剤の浸潤が不足している。 (6)塗料の攪拌が十分出ない。 |
(1)耐候性が良い顔料の塗料を使用する。 (2)顔料濃度を適正にするとともに、顔料を濡らしやすいビヒクルを使用するか、界面活性剤を添加する。 (3)顔料濃度を下げる。 (4)粒径の大きい顔料を使用する。 (5)流れの良いビヒクルと顔料、溶剤を使用する。 (6)容器の底面まで十分に攪拌する。 |
■乾燥・硬化条件 | |
(1)焼付温度が高すぎるか、時間が長すぎる。 | (1)規定の焼付条件で乾燥を行なう。 |
■その他 | |
(1)雰囲気温度が高い。 | (1)周囲温度30℃以下にする。 |