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CHECK/塗装知識・チェックポイント
塗装における欠陥と対策

【膜厚むら】
●発生工程:塗装
●類語:膜厚差、膜厚不均一

現象
図被塗物の部位によって塗膜厚に差が出る現象。

発生原因 対策
■被塗物状態
(1)電着塗装の場合:被塗物形状により各部位の塗面ー電極間距離に大きな差がある。 (1)補助電極を使用し、塗面ー電極間距離をできるだけ等しくする。
■塗料
(1)塗料の粘度が高すぎる。 (1)希釈溶剤を混合し粘度を下げる。
■塗料機
(1)ノズルにゴミがたまっている。
(2)空気キャップが汚れていて、スプレーパターンが変形している。
(1)ノズルを洗浄する。
(2)空気キャップをきれいに洗浄する。
■塗装条件
(1)電着塗装の場合:電着時間が短すぎる。
(2)スプレー塗装の場合:塗り重ねが不均一である。特に自動スプレー塗装の場合、ガンスピード、パターン巾、コンベアスピードが不適切である。
(1)電着時間を規定の時間に長くする。
(2)パターン内塗膜厚分布と塗り重ね巾を考慮して塗装条件を設定する。


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