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CHECK/塗装知識・チェックポイント
塗装における欠陥と対策

【肉持不良】
●発生工程:乾燥後
●類語:肉やせ、やせ

現象
・規定の膜厚が塗着しても、塗膜自身の肉持感がない状態。
・塗装時は十分に膜厚がある状態でも乾燥時に膜厚が薄くなる状態。

発生原因 対策
■被塗物状態
(1)素材の表面が粗すぎる。
(2)下地の吸い込みが激しい。
(1)研磨や下地調整で表面を平らにする。
(2)下塗り、シーラーなどを塗装して吸い込みを防ぐ。
■塗料
(1)塗料中の樹脂、顔料が少なすぎる。(NV値が低すぎる)。
(2)塗料の特性が悪い。
(3)塗料の希釈粘度が低すぎる。
(1)樹脂分、顔料分の多い塗料に変更する。
(2)肉持感のある塗料に変更する。
(3)希釈溶剤の量を減らし粘度を上げる。
■塗装条件
(1)塗膜厚が薄すぎる。 (1)塗膜厚を厚くする。


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