●発生工程:塗装 ●類語:ちぢみ、起こし |
乾燥した塗膜の上に他の塗料を塗った場合、下塗りの塗膜が軟化して「しわ」ができる状態。 |
■塗料 | |
(1)上塗塗料の溶剤が下塗塗膜の塗膜形成要素を侵す。(上塗用塗料の溶剤が不適正) (2)フタル酸系塗料の再塗装時に起き易い。 (3)異種塗料の組合せになっている。 (4)上塗りがUV塗料の場合多く見られる。 |
(1)上塗り用溶剤を溶解力の弱いものに換える。 (2)ちぢみ防止用シーラーを塗る。 (3)下塗りと上塗りに適した塗料の組合せにする。 (4)下塗の乾燥時間を十分にとる。 |
■塗装条件 | |
(1)下塗りの塗膜厚が厚すぎる。 (2)上塗り、下塗りの溶剤分が多すぎる。 |
(1)薄く何回も塗り重ねる。 (2)それぞれの溶剤分を少なくし、下塗塗膜が完全に乾燥してから上塗りを行なう。 |
■硬化条件 | |
(1)下塗りの塗膜の乾燥が不足している。 (二液ポリウレタン系塗料の場合は特に注意すること)。 |
(1)硬化乾燥を十分に行なってから上塗りの塗装を行なう。 |