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【スピット】

●発生工程：塗装 ●類語：なし

エアスプレー、およびエアレスにおいて粗い粒子が出て、それが塗面に残る状態。特に吹始め、吹終わりに出る事が多い。 粉体塗装において塗料が均一に分散せず、かたまりとなり塗面に付着する状態。

■塗料
（1）粉体塗料が貯蔵中、もしくは塗装時の回路中においてブロッキングしている。	（1）塗料は低い温度で保管する。古い塗料は使用しない。その他ブロッキングの項参照。
■塗装機
（1）エアスプレーガンの引金のギャップの調整不良で霧化されない塗料が出ている。 （2）ニードル弁の作業が悪い。 （3）ニードル弁の止まりが悪く、先端から塗料が漏れている。 （4）スプレーガン先端の洗浄が不足し、塗料が付着している。（エアスプレー、エアレス共） （5）粉体塗装のガンの先端に塗料が付着、堆積しそれがかたまりとなり塗面に付着する。	（1）空気弁、ニードル弁をチェックする。吹始めは空気、塗料の順で出し、吹終わりは塗料、空気の順でとめる。 （2）ニードル弁を確認する。塗料が固着していれば洗浄、パッキン不良なら交換する。 （3）ニードル弁、塗料ノズル（エアスプレー）バルブシート（エアレス）等の劣化（磨耗）によるものは交換する。ごみによるものは洗浄する。 （4）先端から汚れている場合は、十分洗浄してから使用する。 （5）塗料の付着、堆積のしにくいヘッドを選択する。